マハ・ゴサナンダ師は『慈経』のコピーを配り、人々と一緒に唱え、その内容を説き、自分の家族や親族を無慚に殺したポル・ポト政権にさえも怒りを持たず、慈しみの心をつくるようにと人々を論しました。師の家族、親族もほとんどみんな虐殺されたのですが。


藤本晃(浄土真宗誓教寺住職)
(サンガジャパンVol.18 「村の僧と森の僧」)
※肩書は掲載時