人間はそれぞれ違った理論や見方を持っているので、第三者を通すことで気づくのです。違ったアングルでぶつかり合ったとき、自分の優劣を決めるのではなくて、「もしかしたらこの人(第三者)は、自分と違う現実を見ているかもしれない」と考え、そこで注意し、興味を持ち続けることがポイントだと思うのです。


川上全龍(妙心寺春光院副住職)
(サンガジャパン別冊Vol.5 「安定、観察、そして自分の現実に挑戦する」)
※肩書は掲載時