「べき」という思考は、基本的にうつ状態を作る思考パターンとして代表的なものです。それは評価を下して、自分や他者を低めるものです。人を貶(おとし)めるものなので、「べき」に基づいて考えたり行動したりしてもろくなことにはなりません。


水島広子(精神科医)
(サンガジャパンVol.33 「ありのままの自分を許し、楽になる。」)
※肩書は掲載時