私などは戒律を守らなくてはならないと固い決意をして生きてきたのではなく、一生懸命に坐禅のほうに全力を集中していたら、気がついたらそうだったというだけです。「知らないうちに、そんなに戒律をおかすことなくいたなあ」という感覚です。


横田南嶺(臨済宗円覚寺派大本山円覚寺    管長)
(サンガジャパンVol.27 「求道と救済」)
※肩書は掲載時