光を漆も発していて、それは「削る」と「塗る」と、反対のことを繰り返すことで仄かに輝いてくるわけなので、何かそういう心の葛藤が光になってくることを願うしかないなあと思うのです。


玄侑宗久(作家、僧侶)
(サンガジャパンVol.22 石井光太氏との対談「祈りの本質を探る」)
※肩書は掲載時