基本的にチベット人は丸薬を服用するとき、自分の薬鉢に入れて真言を唱えながらすり潰し、粉にしてからお湯で服用する。それは喩えるならば日本の「いただきます」「ごちそうさま」と合掌する習慣と似ている。


小川康(チベット医)
(サンガジャパンVol.26「チベット医学と仏教」)