仏教をとくに知らないたくさんの人々が、ボランティアとして被災地をめざし、また、自分のできることで人々を助けようと自然に活動しています。これらを見ていると、四阿僧祇劫と十万劫の昔からずっと、人々は苦しみを逃れるために努力し続けてきたのだと知るのです。
    人々は、それと知らずに菩薩をめざしてきたのかもしれません。


石飛道子(北星学園大学非常勤講師)
(サンガジャパンVol.6 「菩薩のお話し」)
※肩書は掲載時