人間というのはありがたいことに、言葉を使い、考えることができます。そのかわり悩みも多いですが、逆に智慧も開発できる、そういう生き物だと思うのです。それを最大限に活かすには、言葉というものをよく知るということであり、それを越えた沈黙の世界を知るということです。


片山一良(駒澤大学名誉教授)
(サンガジャパンVol.25 「経典に沈黙を読む    坐禅瞑想に沈黙を知る」)
※肩書は掲載時