2025年10月、サンガ新社では、アルボムッレ・スマナサーラ長老の最新刊『ダンマパダ法話全集 第一巻』および『第六巻』を刊行しました。

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『ダンマパダ法話全集』は、全26章・423偈からなる『ダンマパダ(法句経)』を、スリランカ初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老が、わかりやすく説き明かす全十巻シリーズです。
どの巻から読んでも理解できる短い法話で構成され、「心のしくみ」を正しく見つめ、日常の中でブッダの智慧に触れることができます。

本シリーズは株式会社サンガの倒産により一度は刊行が途絶えましたが、2021年に誕生したサンガ新社がその志を引き継ぎ、クラウドファンディングによる多くの方々のご支援のもとで復活。
これまでに『第八巻』『第七巻』『第九巻』『第十巻』を刊行し、このたび新たに『第一巻』『第六巻』が加わりました。

『ダンマパダ法話全集    第一巻
:第一 一対の章    第二 不放逸の章    第三 心の章』
アルボムッレ・スマナサーラ[著]

定価:4,620円(税込)/A5判・上製
ISBN978-4-911416-14-3    C0015

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心を観察し、育て、怠らずに生きる――
お釈迦様の智慧に出会う
はじまりの第一巻。

「20世紀の後半、いち早く日本に上座仏教を伝えたスマナサーラ長老の、四半世紀を超える活動の成果が表れている。その内実は具体的で、私たちが生きていく上での指針となるであろう。」
―― 序文    蓑輪 顕量

《内容紹介》
「一対の章」では、心は命のすべてを管理するという原点から始まり、怒り・競争・妄想といった人間の苦しみの根本にある心の働きを明らかにします。「不放逸の章」では、怠らず、今この瞬間に生きることが仏道の中心であることを説き、「心の章」では、動揺しがちな心を理性で制御し、気づきによって智慧を育む道を示します。

巻末の付録には、スマナサーラ長老の貴重な過去の法話も収録。苦悩を手放し、心を健やかに保つための実践的ヒントが満載です。

序文は蓑輪顕量先生(立正大学仏教学部教授・東京大学名誉教授)にご寄稿いただきました。
蓑輪先生は、学生時代に少林寺拳法の道場で唱えていた聖句が、実は『ダンマパダ』の偈であったという印象的な体験を振り返っています。
そこから、釈尊が説いた「心の自動反応を静め、自己中心性から離れる」という実践を、サティ(気づき)の教えとしてやさしく解き明かし、このシリーズを「ブッダの原点を思い出させてくれる大切な本」として紹介しています。

『ダンマパダ法話全集    第六巻:
第十六 愛するものの章    第十七 怒りの章    第十八 汚れ(垢)の章』
アルボムッレ・スマナサーラ[著]

定価:4,620円(税込)/A5判・上製
ISBN978-4-911416-15-0    C0015

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愛・怒り・欲――
湧き上がる感情になぜ私たちは支配され、
振り回されてしまうのか?

現代の苦しみの構造と、
そこから抜け出す「本当の自由」を、
お釈迦様は二五〇〇年前に見抜いていた!

「四行で構成される偈が伝える真理が圧巻なのはもちろん、偈の真意を、厳密に正しく分かりやすく教えるスマナサーラ長老の解説は、見事の一言に尽きる。」
―― 序文    名越 康文

《内容紹介》
「愛するものの章」では、好き嫌いに操られる心がもたらす苦しみを分析し、「好き」を追いかけることで不幸を招く心の構造を明らかにします。「怒りの章」では、怒りは心の自動発火装置であるとし、慈しみの実践によってそれを鎮める智慧を示します。「汚れ(垢)の章」では、心の汚れが人生の錆となることを説き、自己観察を通じて人生を築く道を示します。

序文は名越康文先生(精神科医)にご寄稿いただきました。名越先生は、ご自身が人生につまずいた時期にスマナサーラ長老の法話と瞑想に出会い、心が少しずつ落ち着きを取り戻していった体験を語られています。
「短い偈に込められた深い真理を、わかりやすく丁寧に説く長老の解説は本当にすばらしい」と述べ、不安や迷いの多い今の時代に、自分の心を整え、本当の知恵を育む助けとなる一冊として本巻を紹介しています。


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シリーズ既刊のご案内
『第七巻』『第八巻』『第九巻』『第十巻』はオンラインサンガストアでもご購入いただけます。以下に各商品ページをご紹介します。